はじめての2眼レフ
おなじみ中野フジヤを覗いていたら、素敵なモノが転がっていた。りこーふれっくす。
無論ジャンクで、シャッターは全速OK、絞り・モルトも完璧に見えたから購入。ゴミのような値段だったし。
何故ならピントリングが固着して回らないから…!
どうしても撮りたくて、渾身の力を込めたら回った。この際指に怪我をしないよう、タオル等を用いるべし。タミヤのグリスを薄く塗って、無限遠を出して完成。
ファインダーは暗くて見づらい上に左右逆像。左右が反対の世界が見える(そういう漫画あったな…)。
IlfordのDelta iso100を詰めて、早朝の井の頭公園へ。ちなみに12枚しか撮れない。
f3.5 1/20
f4 1/50 お爺さんたちが可愛がっていた。
f3.5 1/50 グルグルボケ?
シャッタースピードのダイヤルにはクリック感がない仕様だから、100と50の中間で75?みたく、ほとんど露出はテキトーで撮っている。
逆光。
f5.6 1/100 左下はフィルム取り出し時の光線。
80mm/f3.5のレンズ構成はトリプレット、つまり3群3枚構成(AiAFNikkor85/1.4は8群9枚)Anastigmatというのは、破綻が無いレンズよ、というような意味。それにしてもよく写る。
↓ムダ知識につき読むべからず↓
アナスチグマート(Anastigmat)
ツアイスにより設計された、遠距離、近距離ともに非点収差が補正されたレンズ。当初は「プロター」と呼ばれた。
現代の写真用レンズは殆どアナスチグマートである。
↑べからず↑
約70年前の廉価カメラ…こんなので撮れちゃうんだ!という驚きが大きかった。親しくしているカメラ屋のおじさんに見せたら、むかしPentax 6×7(通称バケペン)で撮ったポジを見せてくれた。青空に樹氷。何てキレイなんだろうと感動。
ポジフィルムはネガと違い、フィルムと写真の色が同じ。中版はそのまま観賞できる大きさだ。モノクロネガも魅力たっぷりだが、カラーは魔力たっぷり。
最近中古カメラのなかでは中版が落ち目。安くなった今が買い時だ。フルサイズ?そんなの目じゃないね!