ニコノスの写真日記

フィルムとデジタルの狭間からお送りします。毎日写真を撮って気付いたことを書くブログ。スナップ、ポートレートが大好き。twitter: @nikonosf

はじめての2眼レフ


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おなじみ中野フジヤを覗いていたら、素敵なモノが転がっていた。りこーふれっくす。

無論ジャンクで、シャッターは全速OK、絞り・モルトも完璧に見えたから購入。ゴミのような値段だったし。

何故ならピントリングが固着して回らないから…!

どうしても撮りたくて、渾身の力を込めたら回った。この際指に怪我をしないよう、タオル等を用いるべし。タミヤのグリスを薄く塗って、無限遠を出して完成。

 ファインダーは暗くて見づらい上に左右逆像。左右が反対の世界が見える(そういう漫画あったな…)。

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 IlfordのDelta iso100を詰めて、早朝の井の頭公園へ。ちなみに12枚しか撮れない。
f3.5 1/20
f:id:cantonponeys:20160831204728j:imagef4 1/50 お爺さんたちが可愛がっていた。
f:id:cantonponeys:20160831204850j:imagef3.5 1/50 グルグルボケ?

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シャッタースピードのダイヤルにはクリック感がない仕様だから、100と50の中間で75?みたく、ほとんど露出はテキトーで撮っている。

 逆光。
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f5.6 1/100 左下はフィルム取り出し時の光線。
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80mm/f3.5のレンズ構成はトリプレット、つまり3群3枚構成(AiAFNikkor85/1.4は8群9枚)Anastigmatというのは、破綻が無いレンズよ、というような意味。それにしてもよく写る。

↓ムダ知識につき読むべからず↓

アナスチグマート(Anastigmat)

ツアイスにより設計された、遠距離、近距離ともに非点収差が補正されたレンズ。当初は「プロター」と呼ばれた。

現代の写真用レンズは殆どアナスチグマートである。

↑べからず↑

 

約70年前の廉価カメラ…こんなので撮れちゃうんだ!という驚きが大きかった。親しくしているカメラ屋のおじさんに見せたら、むかしPentax 6×7(通称バケペン)で撮ったポジを見せてくれた。青空に樹氷。何てキレイなんだろうと感動。

ポジフィルムはネガと違い、フィルムと写真の色が同じ。中版はそのまま観賞できる大きさだ。モノクロネガも魅力たっぷりだが、カラーは魔力たっぷり。 

 

最近中古カメラのなかでは中版が落ち目。安くなった今が買い時だ。フルサイズ?そんなの目じゃないね!