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ニコノスの写真日記

フィルムとデジタルの狭間からお送りします。毎日写真を撮って気付いたことを書くブログ。スナップ、ポートレートが大好き。twitter: @nikonosf

フィルム写真が気になりはじめた人へ

フィルム

デジタルは画素数においてカラーネガ(135フィルム)を追い越した、と言われて久しい。でも、デジタル写真がフィルム写真より美しいか、というと必ずしもそうではない。

私は両者を全く別物と考えている。

ちょっと言わせてもらうと、フィルムの方が奥行きある写真を作ってくれると思ってる。

 

ポジフィルムはいつもゾクゾクさせてくれる。いつか、2段増感したポジで室内ポートレート撮りたい。

 Nikon F6+Ai55/2.8s Provia400X
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Ai35/1.4s
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モノクロも素敵。色彩を捨てることで得るものは多い。

Leica DⅡ+Summitar50/2.0 APX400
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最も一般的なカラーネガでも。

Nikon F6+Ai50/1.4 C200
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Nikon F3+Ai35/1.4s PRO400H
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フィルムにあなたは何を求めるだろうか。

現像を待つ楽しみ?発色?ノスタルジー?

理由は何でもいい。

 

もし使ったことのない人は、いちどどんなものか見てみよう。lomographyのページフィルム · Lomographyは、様々なフィルムを「ロモグラファー」たちが撮った膨大な作例で溢れている。SUPERIA、Portra、fomapan、期限切れフィルムなんかもある。一度見たらフィルムで撮ってみたくなるだろう。きっと。

 

Adox color implosionみたいに色のバランスをわざと崩すフィルムもあるから、正当な写真表現ではないと批判されることもあるが、「おいらの写真どうなっちゃうの…?」なスリルも悪くない。自分は使わないけど。

 

フィルムカメラの歴史は、ご存知のようにデジタルより100年くらい長い。

文字通り名機も、迷機も存在する。昔は家一軒建つくらい高価だったライカも圧倒的に安く手に入る。高度成長期にしのぎを削ったフラッグシップたちもそう。我々は古今東西のカメラをよりどりみどりなのだ。幸い日本に住んでいれば、世界一品揃え豊富な中古カメラ業界が門を開いている。ベスト版、中判、大判、ポラロイドなど、夢が広がるではないか。

 

私は今までハーフ判、135mm(フルサイズ)、中判で撮ってきた。直感で「買い」と思った時を除いて購入の前には予備知識を蓄え、相場を頭に叩き込んでいる。これは絶対に損したくないからであるが、私は結構この下調べを楽しんでいたりするのだ。買い物というのはウキウキする。

フィルムカメラはおろか、初めてカメラを買う人もいるだろう。そういう人は恥ずかしがらずに聞けばいい。忙しくなければ相談に乗ってくれる、話していて楽しい店員さんから買うといい。

 

フィルムの良さとして、カメラさえあれば気軽にプリントが楽しめることを挙げておこう。

デジタルなら高いカメラにRAW編集アプリのため15万円くらいするPCと正確にキャリブレート(色調整)された5万円くらいするモニターを用いて現像し、色の正しく出るプリンターこれも10万は見ないと…と初期投資が半端ないけれど、フィルムなら撮影済みフィルムをお店に持っていくだけ。特にこだわらなければ同時プリントでOK。枚数撮らない人なら、デジタルより完成度の高い写真がデジタルより安くできると思う。

こだわりたい人は、プロラボに細かい指示を出して手焼き(アナログ銀塩プリント)してもらい、作品にすることもできる。

フィルムスキャンでもいい。

私はスキャンが未だに下手…

 

デジタルの良さはモチロン認めるし、私も一台持っている。撮ったものをすぐ確認、シェアできるのは確かに便利だし、フォトショップで大幅に色を変えられたりするのは魅力だ。

でも、ちょっと待った。
新発売レンズの等倍画像見てあら探しとか、オーバースペックのデジタルに古いレンズを付けて評論する前に、フィルムで撮ってみなさいって。写真の勉強になるし、解像度で勝負するより何倍も楽しいから。そのレンズの空気感を楽しめるから。

ほら、扉はすぐそこ。

 

Bronica S2+Nikkor-P75/2.8 Portra400
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