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ニコノスの写真日記

フィルムとデジタルの狭間からお送りします。毎日写真を撮って気付いたことを書くブログ。スナップ、ポートレートが大好き。twitter: @nikonosf

OLYMPUS-PEN のススメ

フィルムの「ローテクさ」を楽しむなら、ハーフサイズで撮ろう。

 

Alla Nazimova

こう思ってPEN EE-3を買った。ジャンクを修理したものだが…いやぁ、写る写る。

3群4枚、テッサー型構成の優秀さを思い知った。何でもサラッと写してしまうのだ。

Kodak ProImage 100 [explored]



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ご覧下さいこの真逆光。フィルムはフジX-TRA400、特別なことは何もしていないのに、大したものだ。

 
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しかし、寄れない。

何を撮ったものかは判別できるものの、ボケボケで困る。

(このとき一緒にスペイン料理を食べた友人は写真がキライで、どーしても顔を撮らせない。後から見たらきっと楽しいのにね💃)

 

 もっと便利なカメラがいいな…とPEN FTをメルカリで買い、修理して使っている。

 
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修理のとき思った。よくできたカメラだな~、と。無駄がない。中身が詰まっている感じである。

私の個体は露出計の劣化とハーフミラーが腐食(クイックリターンミラーではない)、モルト腐食でジャンクになっていた。ライカのおかげでマニュアル露出でも自由に表現できるようになったから、露出計は諦め、ハーフミラーを普通のミラーに換装。こうするとファインダーの見えが格段に上がる。

100円で買ったジャンク一眼レフからミラーだけ外し、ガラスカッターでうまいこと切ればOK。手先に自信のある方はお試しあれ。

 

ショールーム

こちらのページに、ミラーだけ購入したり、オーバーホールやリペイントをお願い出来る、と書いてある。見たところ古いページのようなので受付を行なっているかは不明だが、参考までに。

ジャンク品のなかには、手の施しようがなく、開けるのも嫌になるほど汚い個体も多い。そういうゴミのような品物を修理の方に依頼するのは、いささかモラルに欠ける、という声もある。個人的には「このカメラが好き❤️」みたいな気持ちがあってお願いするならノープロブレムと思うのだが…

その辺りは自分でよく考えて欲しい。


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これも、よく写るんです。

F.Zuiko 38mm f/1.8

青のコーティングが宝石のよう。

 
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懐にワンちゃんを入れているおじ様に会った。
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突然であるが、ペンFはバルナックライカと似ている。

Olympus Pen FT with Grey Lizard Skin

Leica IIIc converted to IIIf BD ST

幅が一緒だし、実は厚みもほぼ変わらない。

重さは?

PENが600g 出典オリンパス PEN-FTはこう買いなさい:中古カメラの買い方ガイド:カメラファン | 中古カメラ・レンズ検索サイト/欲しい中古カメラが見つかる!

バルナックライカ(代表IIIC)が550g 出典Leitz leica IIIc

シャッター音はどうか?

PEN FTのシャッターはフォーカルプレーンであるが「ロータリー式」といい、映画カメラで一般的な方式である。ミラーの跳ね返り音もあるが独特の「スチャッ」という音になる。これ、結構響きます。

公園でスナップをしていたら、撮らせてくれた方が「いい音…」と感心されていた。

対してバルナックライカはシャッター幕が布で出来ているので、とても静か。こちらも独特の「コトッ」という音。

 

 設計者の米谷さんという方は、ペンシリーズの巻き上げシステムをバルナックライカに着想を得て作ったという。憧れみたいなものがあったのだろうか。それとも、小型軽量を突き詰めたらこのサイズになったのだろうか。

 

開発時のコンセプトが「ライカのサブカメラ」で、気になったものをパカパカ撮っても全然気にならない。

36枚撮りなら、72枚撮れちゃう。

画質もまったく問題ない。なんたってズイコーですから。ハーフでもへっちゃら。いやサブカメラどころか、主力でバリバリ頑張って頂いていいとさえ思う。

35mm判とハーフ判を比べて、引き伸ばしたときに画素数としては約2倍になるわけだが、実際そこまで大きな違いは感じない。

それは、レンズが高性能だからできること。例えばレンズ付きフィルム(35mm判フルサイズ)で撮った写真より、このF.Zuiko38/1.8(ハーフ判)で撮った写真の方が明らかにキレイだ。

 

とはいえ、発売から50年程経つので「オールドレンズ」の部類に入る。

おとなしめの発色で、青系の色がキレイだな、と感じています。画質も良いのだけど、フンイキもある、素敵な標準レンズ。

 

海へ行った時に撮った写真たち。2,3,4枚目がE.Zuiko100mm f/3.5である。

真逆光はさすがに駄目だった(けど幻想的な写真が撮れた)。


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カメラらしい見た目で、それほどゴツくない。声を掛けずに撮るスナップは、どんなゴツいカメラで撮ろうが一緒だけど、可愛いカメラだから声を掛けて撮るスナップに最適なのだ。撮られることに抵抗を感じさせない。

カッチリ構図を計算してスナップをしたいとか、友達と出掛けるのに大きなカメラでは抵抗がある(でもピントは自分で合わせたい)という人には最適のカメラなのでは、と思う。

 

まとめ

OLYMPUS-PEN FTの好きなところ

・オールドレンズらしい描写

・ハーフ判ならではの「分断された画面」

・可愛いくせして撮影者の本気に応えてくれる健気さ

 

以前の記事でも推しました。

おすすめフィルムカメラ5選+おまけ - ニコノスの写真日記 

ハーフサイズ、万歳。