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ニコノスの写真日記

フィルムとデジタルの狭間からお送りします。毎日写真を撮って気付いたことを書くブログ。スナップ、ポートレートが大好き。twitter: @nikonosf

Bessa Rはコスパ最高のLマウントカメラ

leica lens collection

 

 

 

ライカレンズはElmar9cm/4(少しフレア気味になるが優等生)とSummitar5cm/2.0(絞りを開けばボヤボヤ、絞ればパリッと写る)の2本、使ったことがある。

エルマーはもう売ってしまった。

ズミターは好みにドンピシャで、もう一生手放せない。心中したい。

 

ボディはDⅡを使っていた。

①レンズキャップをつけないとシャッター幕のスキマから光が入って感光してしまうこと

②フィルムがまっすぐ送られないので、パーフォレーション(35mmフィルム両端の穴たち)に露光されてしまい、スキャン・プリントが面倒なこと。

サイコーに美的な組み合わせだったけれど、この2点により売却に踏み切った。


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ところで交換レンズがポッケに入ることは、たいへん重要である。

週末にスナップしようとか、ちょっとそこまで行きたい時、できればカバンは持ちたくない。50mmを装着し、左に28mm、右にフィルムと電池・ストロボ。コートを着られない季節は泣く泣く広角を置いていくか、肩掛けカバンで出掛ける。

レンズが小さければな…と一眼レフに別れを告げ、ライカへ乗り換えよう…毎度そんなことを考えるのだが、AE・AF・自動巻き上げとそれに伴う快適さを失うのはあまりにも痛い。Nikon F6のファインダー、忘れられないし。

 

Voigtlander Bessa R

たまたま行った中古屋のジャンク棚に、フォクトレンダー ベッサRがあった。カウンター窓がポロリと陥入(陥没?)して機械の中に入って、巻き上げ歯車に噛んでしまったことが理由だ。

その他には「距離計縦ズレ」以外、特に異常も無いようなので、軍艦部を開けて窓を取り除けば解決だろう、と購入。嘘みたいに安かったし。

 

ところがどっこい、開頭手術が困難を極めたのである。

セルフタイマーを外し、前エプロンに強力両面テープみたいなもので接着されているゴムの貼革を剥がすと現れるネジを外し、シャッタースピードダイヤルと巻き上げレバーも外して、やっと軍艦部が取れる。後はカウンター窓をくっつけるだけ…のはずが、ゴム革を折ってしまった。なんたる不器用。後始末に骨が折れた。

 

距離計縦ズレであるが、ホットシューのプレートを外すと調整ネジが現れる。横ズレ矯正用と縦ズレ用があるので、間違えないように。

まんまと間違えた私は、三脚に載せたカメラの裏蓋を開けてシャッターをバルブ固定、ピントグラスをフィルムの位置に押し付けて無限遠及び最短でピントチェック。

散々面倒な思いをしたが、バリバリ動いているのでヨシとしよう。

 

このカメラを購入したとき、馴染みの店員さんに「ライカを買えない人達が使うカメラだよ。ほんとに買うの?まあ、遊ぶには安いけどさ…」と笑われた。

すっごい偏見。

 

シャッター音うるさいし、軽くて安っぽいし、巻き上げは重くないけどガリガリ。

でも、良いところは沢山ある。

☆ホットシュー・TTL露出計搭載

☆簡単フィルム交換

☆明るく見やすいレンジファインダー

☆35/90・50・75mmの選択式ブライトフレーム

☆安定した機械式シャッター(B,1sec~1/2000sec)

☆セルフタイマーつき

 

ケンカを売るつもりはない。

ただ、ライカで我慢していた部分を全部持っていることが嬉しい。ライカはコスパで量りがたい部分があるけれど、ベッサは徹底的にナイスコスパな実用カメラ。

 

コシナフォクトレンダーブランドの手になるBessaシリーズは、

R:Lマウント

R2,3,4:Mマウント

Mマウントの3機種にはそれぞれ電子式シャッターでAE搭載の"A"、フルメカニカルの"M"が存在する。修理はコシナさんに電話すればやってくれるらしい。

 

いつか、ふらりと立ち寄った中古屋のオジ様が、別のお客に「ライカはね、金さえ積めばいくらでも直せますよ、ははは」と仰っていて底知れぬ沼感。思うことはやっぱり、いろんな意味で「ライカってスゲェ」

M型ライカ病に罹患していた頃、お店でM3、M4、M5、M6、ライツミノルタCLを取っ替え引っ替え見せてもらっていた。M4-Pを触らせてもらったとき「これは俺のためのライカだ」と思った。分割でも何でもドンと来い。

しかし譲れない点が1つ。

絶対、対称型の28mmをつけて歩くのだ。縦構図でビシッと決める、情報量の多い画が欲しい。

卍M4-P×Elmarit28mm f2.8(1st) 卍

Dinner Table Leica, April 27, 2012

何回払いになるのだろう…(笑)

ボディを手に入れてもレンズに手が届かない。

 

Mマウントのライカ、これは高嶺の花と言わざるを得ない。もし壊れたらどうしよう、なんて考えるとカタくなったり、過保護になってしまうだろう。(多くの人は慣れてくると雑になるが)

安いから壊れたっていいや、とは考えていない。華奢どころではないカメラだから純粋に安心できて、道具として使い込める点で、とても素晴らしいモノと言える。

生産終了になって久しく、今更になってレビューするのだが、良いモノは良いのだ。

軽快に巻き上げながら、スナップしよう。


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↑Summitar5cm/2.0、Kentmere400+SPD1:1 10min30sec